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平成29年9月期有価証券報告書〔日本基準〕 (連結) IRライブラリ/有価証券報告書 | 株式会社ニックス

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(1)

 

有 価 証 券 報 告 書

 

(金融商品取引法第24条第1項に基づく報告書)

事業年度

平成28年10月1日

(第87期)

平成29年9月30日

 

株式会社

ニックス

   

 

(E02494)

(2)

目次

 

  頁

表紙  

第一部 企業情報 ……… 1 第1 企業の概況 ……… 1 1.主要な経営指標等の推移 ……… 1 2.沿革 ……… 3 3.事業の内容 ……… 4 4.関係会社の状況 ……… 6 5.従業員の状況 ……… 7 第2 事業の状況 ……… 8 1.業績等の概要 ……… 8 2.生産、受注及び販売の状況 ……… 9

3.経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 ……… 10

4.事業等のリスク ……… 11

5.経営上の重要な契約等 ……… 11

6.研究開発活動 ……… 11

7.財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 ……… 12

第3 設備の状況 ……… 14

1.設備投資等の概要 ……… 14

2.主要な設備の状況 ……… 14

3.設備の新設、除却等の計画 ……… 15

第4 提出会社の状況 ……… 16

1.株式等の状況 ……… 16

2.自己株式の取得等の状況 ……… 18

3.配当政策 ……… 19

4.株価の推移 ……… 19

5.役員の状況 ……… 20

6.コーポレート・ガバナンスの状況等 ……… 22

第5 経理の状況 ……… 28

1.連結財務諸表等 ……… 29

2.財務諸表等 ……… 53

第6 提出会社の株式事務の概要 ……… 64

第7 提出会社の参考情報 ……… 65

1.提出会社の親会社等の情報 ……… 65

2.その他の参考情報 ……… 65

第二部 提出会社の保証会社等の情報 ……… 66

   

[監査報告書]  

[内部統制報告書]  

[確認書]

 

(3)

【表紙】

 

【提出書類】 有価証券報告書

【根拠条文】 金融商品取引法第24条第1項 【提出先】 関東財務局長

【提出日】 平成29年12月25日

【事業年度】 第87期(自 平成28年10月1日 至 平成29年9月30日) 【会社名】 株式会社 ニックス

【英訳名】 NIX, INC.

【代表者の役職氏名】 代表取締役社長 青木 一英

【本店の所在の場所】 神奈川県横浜市西区みなとみらい二丁目3番3号 【電話番号】 045-221-2001(代表)

【事務連絡者氏名】 取締役兼グローバル管理本部長 先本 孝志 【最寄りの連絡場所】 神奈川県横浜市西区みなとみらい二丁目3番3号 【電話番号】 045-221-2001(代表)

【事務連絡者氏名】 取締役兼グローバル管理本部長 先本 孝志 【縦覧に供する場所】 株式会社東京証券取引所

(4)

第一部【企業情報】

第1【企業の概況】

1【主要な経営指標等の推移】

(1)連結経営指標等

回次 第83期 第84期 第85期 第86期 第87期

決算年月 平成25年9月 平成26年9月 平成27年9月 平成28年9月 平成29年9月

売上高 (千円) 3,602,748 4,301,109 4,390,503 3,950,030 4,433,745

経常利益 (千円) 108,426 275,854 416,215 127,819 392,071 親会社株主に帰属する当期純

利益

(千円) 94,406 222,349 371,928 102,381 292,209

包括利益 (千円) 165,911 228,885 404,998 39,256 332,522

純資産額 (千円) 2,305,356 2,535,065 2,893,766 2,888,952 3,188,858

総資産額 (千円) 4,376,172 4,668,671 4,984,644 4,791,426 5,288,829

1株当たり純資産額 (円) 1,003.04 1,095.12 1,250.08 1,243.72 1,372.88

1株当たり当期純利益 (円) 41.08 96.59 160.67 44.10 125.80 潜在株式調整後1株当たり当

期純利益

(円) - - 160.04 44.09 -

自己資本比率 (%) 52.7 54.3 58.1 60.3 60.3

自己資本利益率 (%) 4.2 9.2 13.7 3.5 9.6

株価収益率 (倍) 9.9 11.9 6.2 17.1 9.0 営業活動によるキャッシュ・

フロー

(千円) 130,828 499,672 359,116 114,463 218,736

投資活動によるキャッシュ・ フロー

(千円) △21,535 △4,594 △96,185 △115,483 △80,817

財務活動によるキャッシュ・ フロー

(千円) △151,569 △145,416 △35,039 △82,243 △17,117

現金及び現金同等物の期末残 高

(千円) 787,322 1,159,724 1,396,112 1,273,718 1,420,081

従業員数

(名)

171 175 170 177 175

〔外、平均臨時雇用者数〕 〔42〕 〔43〕 〔48〕 〔42〕 〔41〕 (注)1 売上高には、消費税等は含まれておりません。

2 第83期及び第84期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益につきましては、希薄化効果を有している潜在株 式が存在しないため、記載しておりません。

3 第87期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益につきましては、潜在株式が存在しないため、記載しており ません。

4 第86期より従業員数には、役員を除いて記載しております。なお、比較を容易にするため、第85期以前につ いても組替え表示しております。

5 従業員数は、当社グループ外から当社グループへの出向者を含む就業人員であります。(人材派遣会社から の派遣社員は含みません。)

(5)

(2)提出会社の経営指標等

回次 第83期 第84期 第85期 第86期 第87期

決算年月 平成25年9月 平成26年9月 平成27年9月 平成28年9月 平成29年9月

売上高 (千円) 3,341,552 3,959,856 4,107,943 3,726,560 3,951,819

経常利益 (千円) 138,821 266,945 404,373 113,172 296,097

当期純利益 (千円) 122,421 225,760 351,804 110,665 232,770

資本金 (千円) 460,421 464,686 464,686 468,134 468,134

発行済株式総数 (株) 2,298,500 2,315,000 2,315,000 2,323,000 2,323,000

純資産額 (千円) 2,238,562 2,444,554 2,753,037 2,814,132 3,017,404

総資産額 (千円) 4,292,677 4,582,380 4,817,629 4,716,718 5,057,185

1株当たり純資産額 (円) 973.98 1,056.02 1,189.28 1,211.51 1,299.06 1株当たり配当額 (円) 12.00 20.00 22.00 14.00 24.00 (内、1株当たり中間配当

額)

(円) (-) (-) (-) (-) (-)

1株当たり当期純利益 (円) 53.26 98.07 151.98 47.67 100.21 潜在株式調整後1株当たり当

期純利益

(円) - - 151.38 47.66 -

自己資本比率 (%) 52.1 53.3 57.1 59.7 59.7

自己資本利益率 (%) 5.6 9.6 13.5 4.0 8.0

株価収益率 (倍) 7.7 11.7 6.5 15.9 11.3

配当性向 (%) 22.5 20.4 14.5 29.4 23.9

従業員数

(名)

164 168 163 169 167

〔外、平均臨時雇用者数〕 〔42〕 〔43〕 〔48〕 〔42〕 〔41〕 (注)1 売上高には、消費税等は含まれておりません。

2 第83期及び第84期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益につきましては、希薄化効果を有している潜在株 式が存在しないため、記載しておりません。

3 第87期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益につきましては、潜在株式が存在しないため、記載しており ません。

4 第86期より従業員数には、役員を除いて記載しております。なお、比較を容易にするため、第85期以前につ いても組替え表示しております。

5 従業員数は、当社外から当社への出向者を含み、当社から当社外への出向者を含まない就業人員でありま す。(人材派遣会社からの派遣社員は含みません。)

(6)

2【沿革】

当社は、昭和24年東京都大田区下丸子において、ステンレスポンプ及びバルブ類の製作販売を事業目的とする不二 機械製作株式会社として創業いたしました。その後、昭和28年に日幸工業株式会社へ商号変更、平成4年に横浜市に 本社を移転、さらに商号を株式会社ニックスと変更し、工業用プラスチック製品の製造販売を主な目的として事業活 動を展開してまいりました。

当社創設以後の企業集団に係る経緯は次のとおりであります。

年月 事項

昭和24年2月 東京都大田区下丸子に、ステンレスポンプ及びバルブ類の製作販売を事業目的として不二機械製作株式 会社を設立。

昭和28年4月 日幸工業株式会社に商号変更(注)。電機部品とビニール製品の製造販売を開始。 昭和31年3月 ラミネート製品の製造販売を開始。

昭和31年8月 プラスチック生産のため、東京都大田区下丸子に下丸子工場建設。

昭和35年4月 日立製作所と共同でプラスチック・マークバンドを開発。後の工業用ファスナーの基礎となる。 昭和41年8月 初の自社ブランド製品「ニッコーマークバンド」販売開始。

昭和43年5月 米国へ「ニッコーマークバンド」の輸出を開始。

昭和45年9月 東京都大田区下丸子に開発部(現・R&Dセンター)を新設。 昭和50年4月 各種工業用ファスナーの生産開始。

昭和55年8月 自社開発製品の拡販のため代理店制度をスタート。同時に大阪市淀川区に、大阪事務所(現・大阪オフ ィス)を開設。

昭和57年4月 米国W.H.BRADY社と日本における同社製の高性能ラベルの総代理店契約を締結。

昭和60年10月 名古屋地区の販路拡大を目的として名古屋市東区に名古屋事務所(現・名古屋オフィス)を開設。 昭和62年10月 プラスチック部品の生産拠点として、神奈川県津久井郡津久井町(現・相模原市緑区)に津久井事業所

(津久井工場)を開設。 平成4年4月 本社を横浜市中区に移転。

平成4年5月 電子機器製品の新しい生産拠点として、神奈川県相模原市に相模原事業所(調達センター)を設置、同 時に神奈川県相模原市に開発拠点として、R&Dセンターを開設。

平成7年1月 米国での販路拡大を目的に、米国カリフォルニア州に、NIX OF AMERICA(現連結子会社)を設立。 平成13年1月 株式会社ニックスに社名を変更、横浜市西区みなとみらいに本社を移転。

平成14年9月 財団法人日本緑化センターより、津久井工場が緑化優良工場表彰を受賞。 平成14年11月 本社及び津久井工場がISO14001の認証を取得。

平成15年10月 中国での販路拡大を目的に、中国香港市に香港日幸有限公司(現連結子会社)を設立。 平成19年9月 ジャスダック証券取引所に株式を上場。

平成21年8月 北米地域におけるNIXAM(新素材)関連製品の新市場開拓調査のため、北米支店を開設。

平成22年4月 ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQ市場(現・東京 証券取引所JASDAQ(スタンダード))に上場

平成22年5月 中国での現地生産・販売を目的に、中国中山市に合弁会社「中山日幸精密機械有限公司」(現持分法適 用関連会社)を設立。

平成22年11月 ㈱竹中工務店と共同開発したARバグバンパー(ARINIX Ⅱシリーズ)が「2010年超モノづくり大賞もの づくり生命文明機構理事長賞」を受賞。

平成23年6月 中国ほかアジアでの販路拡大を目的に、中国上海市に上海日更国際貿易有限公司(現連結子会社)を設 立。

平成24年8月 ASEANでの拡販を目的に、タイ王国バンコク市に NIX TRADING(THAILAND)LTD.(現連結子会社)を設 立。

平成25年7月 東京証券取引所と大阪証券取引所の証券市場統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダー ド)に上場。

平成28年2月 中国での現地生産・供給体制強化を目的に、中国珠海市に合弁会社「珠海立高精機科技有限公司」(現 持分法適用関連会社)を設立。

平成28年11月 販路拡大を目的に、タイ王国バンコク市に NIX(THAILAND)LTD.(現連結子会社)を設立。

(注) 昭和28年の商号変更は、前身である不二機械製作株式会社の法人格のみを株式取得にて継承したもので、事業 の連続性はありません。

(7)

3【事業の内容】

当社グループは、当社と連結子会社5社(「NIX OF AMERICA」、「香港日幸有限公司」、「上海日更国際貿易有限 公司」、「NIX TRADING (THAILAND) LTD.」及び「NIX (THAILAND) LTD.」)、持分法適用関連会社2社(「中山日幸 精密機械有限公司」及び「珠海立高精機科技有限公司」)の計8社で構成され、工業用プラスチック製品の企画・開 発・製造・販売を主な事業としております。

販売については、国内市場において、事務機器業界・生産設備業界・自動車業界・住宅設備業界・環境衛生業界な どに対して直接販売を行っている他、専門商社及び販売代理店を通じて販売を行っております。海外市場において は、北米地区向けには「北米支店」ならびに連結子会社の「NIX OF AMERICA」を通じて、同様に中国ほかアジア市場 向けには連結子会社の「香港日幸有限公司」、「上海日更国際貿易有限公司」、「NIX TRADING (THAILAND) LTD.」、「NIX (THAILAND) LTD.」を通じて、その他の地域向けには国内外の商社等を通じて製品を販売しておりま す。

当社グループの事業及び製品種類は、次のとおりであります。 工業用プラスチック部品事業

製品区分別

(1)工業用プラスチックファスナー及びプラスチック精密部品 ① プラスチックファスナー

自動車・電気・電子・OA・通信・住宅設備分野向けで、部品を「留める」、電線を「束ねる」、金属のエ ッジから「保護する」などの用途に使われ、強度、耐熱性など高い特性を有するエンジニアリング・プラス チック素材を使った精密機能部品です。電気・電子機器のリサイクル問題に対応して開発されたワンタッチ で着脱可能なリサイクルファスナーや、高温環境でも使用可能な耐熱ファスナーなどがあります。  

② NIXAM応用製品

自社開発したオリジナル・プラスチック素材(NIXAM

)を採用した成形製品で、住宅設備業界・環境衛 生業界などに供給しており、それぞれ特殊機能を有するところに特徴があります。

 

(2)生産設備治具 ① ラック

組立生産工場にて、電子部品の自動実装機(マウンター)用治具としてプリント基板の移送保管に使用し ます。軽量で、基板サイズに合わせて工具を使わずワンタッチで収納幅が調節可能な点に特徴があります。  

(3)その他 ① 金型

(8)

事業の系統図は以下のとおりであります。

(9)

4【関係会社の状況】

名称 住所

資本金又は 出資金

主要な事業の 内容

議決権の所有 (被所有)割 合(%)

関係内容

(連結子会社) NIX OF AMERICA (注)1

アメリカ合衆国 カリフォルニア 州

1,000千米 ドル

工業用プラス チック部品の 販売

100.0

当社製品を販売しており ます。

役員の兼務2名

香港日幸有限公司 (注)1、3

中華人民共和国 香港市

200千香港 ドル

工業用プラス チック部品の 販売

100.0

当社製品を販売しており ます。

役員の兼務1名

上海日更国際貿易有限公司 (注)1、3

中華人民共和国 上海市

700千米 ドル

工業用プラス チック部品の 販売

100.0

当社製品を販売しており ます。

役員の兼務3名

NIX TRADING(THAILAND) LTD.

タイ王国 バンコク市

1,000万 バーツ

工業用プラス チック部品の 販売

100.0

当社製品を販売しており ます。

役員の兼務1名

NIX(THAILAND)LTD.

タイ王国 バンコク市

1,200万 バーツ

工業用プラス チック部品の 販売

100.0

当社製品を販売しており ます。

(持分法適用関連会社) 中山日幸精密機械有限公司

中華人民共和国 中山市

250万香港 ドル

工業用プラス チック部品の 製造及び販売

38.5

当社製品の製造及び販売 をしております。 役員の兼務1名

珠海立高精機科技有限公司

中華人民共和国 珠海市

247万香港 ドル

工業用プラス チック部品の 製造及び販売

38.0

当社製品の製造及び販売 をしております。 役員の兼務1名 (注)1 特定子会社であります。

2 有価証券届出書又は有価証券報告書を提出している会社はありません。

3 香港日幸有限公司と上海日更国際貿易有限公司については、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く) の連結売上高に占める割合が10%を超えております。

主要な損益情報等    

香港日幸有限公司 ① 売上高 753,846千円   ② 経常利益 50,899千円   ③ 当期純利益 42,562千円   ④ 純資産額 127,599千円   ⑤ 総資産額 307,362千円  

主要な損益情報等    

(10)

5【従業員の状況】

(1)連結会社の状況

平成29年9月30日現在  

セグメントの名称 従業員数(名)

工業用プラスチック部品事業 175〔41〕

合計 175〔41〕

(注)1 従業員数は、当社グループ外から当社グループへの出向者を含む就業人員であります。(人材派遣会社から の派遣社員は含みません。)

2 従業員数欄の〔 〕内には嘱託社員、パート社員及びアルバイトを外数で記載しております。 3 当社グループは工業用プラスチック部品の単一事業のみを営んでおります。

 

(2)提出会社の状況

平成29年9月30日現在  

従業員数(名) 平均年齢(歳) 平均勤続年数(年) 平均年間給与(千円)

167〔41〕 42.6 14年3ヶ月 5,311 (注)1 従業員数は、当社外から当社への出向者を含み、当社から当社外への出向者を含まない就業人員でありま

す。(人材派遣会社からの派遣社員は含みません。)

2 従業員数欄の〔 〕内には嘱託社員、パート社員及びアルバイトを外数で記載しております。 3 平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。

4 当社グループは工業用プラスチック部品の単一事業のみを営んでおります。  

(3)労働組合の状況

(11)

第2【事業の状況】

1【業績等の概要】

(1)業績

当連結会計年度(自 平成28年10月1日 至 平成29年9月30日)におけるわが国経済は、好調に推移する企業 業績を背景に、企業の生産活動や設備投資が持ち直し、個人消費も緩やかな回復をみせました。しかしながら、不 安定な海外情勢や、急激な為替変動等が懸念材料となり、不透明な状況が続きました。

このような中、当社グループの主要販売先である生産設備業界において製品需要が好調を維持しており、円安進 行の影響等により売上高・利益ともに前年を上回る結果となりました。連結売上高は4,433,745千円(前期比 483,714千円増)、連結営業利益は347,767千円(前期比234,511千円増)、連結経常利益は392,071千円(前期比 264,252千円増)、親会社株主に帰属する当期純利益は292,209千円(前期比189,828千円増)となりました。

品目別の業績は、次のとおりであります。

ア)工業用プラスチック・ファスナー及びプラスチック精密部品

円安の影響により、売上高は3,086,622千円(前期比234,515千円増)となりました。 (イ)生産設備治具

車載用電子基板を取り扱う国内外顧客各社の投資意欲が依然として高く、売上高は1,269,676千円(前期比 255,631千円増)となりました。

(ウ)その他(金型)

顧客各社の新規案件が伸び悩み、売上高は77,447千円(前期比6,431千円減)となりました。  

(2)キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、1,420,081千円(前期比146,362千円 増)となりました。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動により獲得した資金は218,736千円(前期は114,463千円の獲得)となりました。これは主に税金等調整 前当期純利益386,494千円、減価償却費141,373千円による増加と、売上債権の増加による減少222,182千円等によ るものです。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動により使用した資金は80,817千円(前期は115,483千円の使用)となりました。これは主に有形固定資 産の取得による支出85,257千円によるものです。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動により使用した資金は17,117千円(前期は82,243千円の使用)となりました。これは主に長期借入れに よる収入350,000千円があったものの、長期借入金の返済による支出203,184千円と、短期借入金の返済による支出 100,000千円が発生したことによるものです。

(12)

2【生産、受注及び販売の状況】

当社グループは工業用プラスチック部品の単一事業であり、セグメント情報の開示を要しない会社に該当します。 従いまして、当連結会計年度における品目別実績を示します。

(1)生産実績

当連結会計年度における生産実績を品目別に示すと、次のとおりであります。

品目

当連結会計年度 (自 平成28年10月1日

至 平成29年9月30日)

生産高(千円) 前年同期比(%) 工業用プラスチック・ファスナー及び、

プラスチック精密部品

1,642,191 105.9

生産設備治具 674,016 122.4

その他(金型) - -

合計 2,316,208 110.2 (注)1 金額は、製造原価によっております。

2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。  

(2)受注実績

当連結会計年度における受注実績を品目別に示すと、次のとおりであります。

品目

当連結会計年度 (自 平成28年10月1日

至 平成29年9月30日)

受注高 (千円)

前年同期比 (%)

受注残高 (千円)

前年同期比 (%) 工業用プラスチック・ファスナー及び、

プラスチック精密部品

3,076,734 106.1 230,255 95.9

生産設備治具 1,290,646 124.2 88,536 131.0

その他(金型) 77,447 92.3 - -

合計 4,444,828 110.5 318,791 103.6 (注) 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。

 

(3)販売実績

当連結会計年度における販売実績を品目別に示すと、次のとおりであります。

品目

当連結会計年度 (自 平成28年10月1日

至 平成29年9月30日)

販売高(千円) 前年同期比(%) 工業用プラスチック・ファスナー及び、

プラスチック精密部品

3,086,622 108.2

生産設備治具 1,269,676 125.2

その他(金型) 77,447 92.3

(13)

3【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末(平成29年9月30日)現在において当社が判断したものでありま す。

 

(1)経営方針

①会社経営の基本方針

平成29年10月1日より組織の見直しを行い、グローバル市場へのタイムリーかつ、きめ細かい営業対応力の更な る強化を図り、下記の基本方針のもと事業展開を推進してまいります。

当社グループは「Nothing to Something」の合言葉のもと、「常に変化し、新しいものに挑戦し、新しい製品、 技術、サービスを顧客に提供し続けていく」また、「仕事を通じ人格形成を図るとともに、正当な活動で顧客から 得た対価を社員(従業員)に分配し、充実した人生を送るためのベースを作る」という経営理念に基づき事業活動 を行っており、この経営理念を実現するため社内組織体制や経営管理システムを整備しております。これにより株 主、顧客、社員(従業員)、環境社会を始めとした地域社会の利害関係者に対して、安全で快適な生活空間、作業 空間を提供して、社会の公器としての責任を果たすことが当社グループの責務と認識しており、これが企業価値の 増大につながるものと考えております。

②目標とする経営指標

平成32年9月期を達成年度とする中期経営計画を策定し、顧客の事業課題を解決するためのソリューション提案 による製品の高付加価値化を基本戦略とし、売上高経常利益率15%を目標としております。

③中長期的な会社の経営戦略

社員の総力を結集し、培ってきた技術とそれを実現する組織能力をもって顧客に感動を与える価値創造企業とし て継続的に成長していくとともに、すべてのステークホルダーから信頼される優良企業を目指しております。その 具体化のために、顧客課題の抽出とソリューション提案の強化を図りビジネス領域の拡大に取り組んでまいりま す。

(2)経営環境及び対処すべき課題

当社を取り巻く経営環境としましては、わが国経済の好調に推移する企業業績を背景に、企業の生産活動や設備 投資が持ち直し、個人消費も緩やかな回復をみせました。しかしながら、不安定な海外情勢や、急激な為替変動等 が懸念材料となり、不透明な状況が続きました。

このような中、次の課題に対処してまいります。 ①新製品の開発

当社グループの主力製品である工業用プラスチックファスナー及びプラスチック精密部品については、高い耐久 性、環境対策、コストダウンを意識した高付加価値製品の開発を継続するとともに、開発部門主導による素材開発 力を更に強化し、当社オリジナルプラスチック素材であるNIXAM

応用製品開発への効率的かつ継続的な経営資源 投入により環境対応型ビジネスを展開してまいります。

②原価低減の更なる徹底

津久井事業所内におきましては製造工程において引き続き更なる合理化を進め、高付加価値を追及しつつ、高品 質な製品の生産を継続してまいります。また、海外の販売拠点及び生産拠点との連携を更に強化し、購買業務にお ける更なるグローバル交渉力を高めるとともに、物流における効率改善を推進し、原価低減の徹底に努めてまいり ます。

③海外拠点との連携強化

当社グループ海外子会社である「NIX OF AMERICA」においては、「北米支店」との連携による新市場開拓・営業 拡販を引き続き強化してまいります。生産面では、「中山日幸精密機械有限公司」及び「珠海立高精機科技有限公 司」と連携し、国内外における生産バランスの最適化に努めてまいります。また、販売拠点の局面では「香港日幸 有限公司」、「上海日更国際貿易有限公司」、「NIX TRADING (THAILAND) LTD.」、「NIX (THAILAND) LTD.」の活 動を更に強化し、地域特性に柔軟に対応したソリューション営業による拡販を継続してまいります。

(14)

4【事業等のリスク】

当社グループにおいて事業展開の上でリスク要因と考えられる主な事項には、以下のようなものがあります。当社 グループはこれらのリスク発生の可能性を十分認識の上で、発生の回避及び発生時の対応に鋭意努力してまいりま す。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが認識している事項でありま す。

 

(1)競合等の影響について

当社グループが主要な事業領域としている精密プラスチック部品市場には、当社グループの他、数社が参入して おりますが、事務機器用プラスチックファスナーの分野において当社グループは、既に一定の市場シェアを継続し て有しているものと考えております。

今後も、新製品の市場投入による市場占有率の向上を目指して、業容拡大を図る方針であります。しかしなが ら、当社グループの市場シェアを維持できる保証はなく、競合が激化した場合には、当社グループの業績及び財務 状態に影響を及ぼす可能性があります。

 

(2)在外子会社の業績変動及び現地情勢変化による影響について

当社グループは「NIX OF AMERICA」(米国)、「香港日幸有限公司」(香港)、「上海日更国際貿易有限公司」 (中国)、「NIX TRADING(THAILAND)LTD.」(タイ)及び「NIX(THAILAND)LTD.」(タイ)と現地生産強化を目 的として設立した合弁会社「中山日幸精密機械有限公司」(中国)、「珠海立高精機科技有限公司」(中国)を中 心とした、積極的な海外事業展開を図っております。海外市場への事業進出には、予期しない法律又は規制の変 更、不利な政治的・経済的要因、人材採用の困難さ、為替レート変動による利益の変動、戦争その他の要因による 社会的混乱などのリスクが内在しており、それらが発生した場合には、当社グループの業績及び財務状態に影響を 及ぼす可能性があります。

 

5【経営上の重要な契約等】

該当事項はありません。  

6【研究開発活動】

当社グループは、市場における顧客ニーズに対応する製品を提供するために、最先端の技術を応用し、また、自社 材料の開発をするなど、コスト競争力があり信頼性の高い、高付加価値製品の開発を進めております。

現在、当社グループの研究開発活動は、工業用プラスチック・ファスナー及びプラスチック精密部品を中心に展開 しており、当社のR&Dセンターを中心として、研究開発部門と営業部門とが連携をした研究開発体制をとっておりま す。

当連結会計年度における研究開発費総額は214,149千円で、工業用プラスチック・ファスナー及びプラスチック精 密部品に係るものであり、研究開発活動、及び主な成果としては次のものがあります。

 

(1)NIXAM素材開発

当社オリジナル素材であるNIXAM®は、耐熱性、耐摩耗性、導電性など様々な機能を付与したプラスチック 材料であり、プリント基板実装業界、事務機器業界などのニーズに対応するため継続して研究開発を行っておりま す。環境に配慮した防虫素材については、応用が見込まれる分野に対する性能評価などを進めております。近年で は、防虫網などでも当社開発素材が採用されております。

 

(2)NIXAM耐熱摺動部品

従来から、当社は住宅設備業界へ「金属のプラスチック化」を提案してきており、床暖房用給湯機器のプラスチ ック継手部品として当社オリジナル素材であるNIXAM製品の採用が進んでおります。事務機器業界では、紙送 り機構部分に高温環境下で使用できる軸受や摺動部品として採用されております。これら既存製品についても性能 面、コスト面などにおけるニーズの変化にお応えするため、継続した研究開発を進めております。NIXAM耐熱 摺動部品は、金属製に比べて低価格であり、大幅な軽量化を実現できるだけでなく、高摺動性、耐熱性にも優れた 製品として大手事務機器メーカーなどで採用されております。

(15)

7【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

当連結会計年度の財政状態及び経営成績の分析は以下のとおりであります。

なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものであります。  

(1)重要な会計方針及び見積り

当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準により作成されてい ます。当社グループは連結財務諸表の作成に際し、決算日における資産・負債の数値、ならびに報告期間における 収入・費用の数値に影響を与える見積り及び仮定の設定を行っております。また、一定の事項に関する見積り及び 判断に対して、継続して評価の見直しを行っておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、こ れらの見積りと異なる場合があります。

 

(2)経営成績の分析 (売上高及び売上原価)

当連結会計年度における売上高は4,433,745千円となり、前連結会計年度に比べ483,714千円増加しております。 これは、主に急激な円安進行による影響と、当社グループの主要販売先である生産設備業界での製品需要が好調で あったことに起因したものであります。また、当連結会計年度における売上原価は2,380,386千円となり、前連結 会計年度に比べ229,471千円増加しております。

以上の結果、当連結会計年度における売上総利益は2,053,359千円となり、前連結会計年度に比べ254,242千円増 加しております。

 

(販売費及び一般管理費)

当連結会計年度における販売費及び一般管理費は1,705,591千円となり、前連結会計年度に比べ19,731千円増加 しております。

 

(営業外損益)

当連結会計年度における営業外収益は59,725千円となり、前連結会計年度に比べ4,599千円増加しております。 また、営業外費用は15,421千円となり、前連結会計年度に比べ25,141千円減少しております。

この結果、前連結会計年度の経常利益は127,819千円でありましたが、当連結会計年度の経常利益は392,071千円 となっております。

 

(特別損益)

当連結会計年度における特別利益は2,174千円となり、前連結会計年度に比べ2,174千円増加しております。これ は固定資産売却益の計上によるものであります。また、特別損失は7,751千円となり、前連結会計年度に比べ2,301 千円増加しております。

この結果、前連結会計年度の税金等調整前当期純利益は122,370千円でありましたが、当連結会計年度の税金等 調整前当期純利益は386,494千円となっております。

 

(税金費用)

当連結会計年度において、法人税、住民税及び事業税の増加がありましたが、法人税率調整額の影響により税金 費用の総額は前連結会計年度に比べ74,296千円増加の94,285千円となりました。

この結果、前連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は102,381千円でありましたが、当連結会計年度 の親会社株主に帰属する当期純利益は292,209千円となっております。

(16)

(3)財政状態及び資金の流動性の分析

当連結会計年度(平成29年9月30日現在) ①資産、負債及び純資産の状況

資産の部

当連結会計年度末における資産合計は5,288,829千円となり、前連結会計年度末に比べ497,403千円増加し ております。

 

(流動資産)

当連結会計年度末における流動資産は3,037,514千円となり、前連結会計年度末に比べ561,844千円増加し ております。これは主に現金及び預金が146,363千円、電子記録債権が240,557千円増加したこと等によるも のであります。

 

(固定資産)

当連結会計年度末における固定資産は2,251,315千円となり、前連結会計年度末に比べ64,441千円減少し ております。

 

負債の部

当連結会計年度末における負債合計は2,099,971千円となり、前連結会計年度末に比べ197,497千円増加し ております。

 

(流動負債)

当連結会計年度末における流動負債は1,106,477千円となり、前連結会計年度末に比べ149,157千円増加し ております。これは主に短期借入金が100,000千円減少し、支払手形及び買掛金が104,896千円、1年内返済 予定の長期借入金が91,956千円増加したこと等によるものであります。

 

(固定負債)

当連結会計年度末における固定負債は993,494千円となり、前連結会計年度末に比べ48,339千円増加して おります。これは主に退職給付に係る負債が11,346千円減少し、長期借入金が54,860千円増加したこと等に よるものであります。

 

純資産の部

当連結会計年度末における純資産合計は3,188,858千円となり、前連結会計年度末に比べ299,906千円増加 しております。これは主に、利益剰余金が259,689千円、為替換算調整勘定が37,194千円増加したこと等に よるものであります。

 

②資金の流動性の分析

当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況は「1業績等の概要 (2)キャッシュ・フローの状況」に記載 のとおりであります。

(17)

第3【設備の状況】

1【設備投資等の概要】

当連結会計年度の設備投資については、生産設備の増強、研究開発機能の充実・強化などを目的とした設備投資を 実施しております。

当連結会計年度の設備投資等の総額は74,798千円であります。主なものは、津久井事業所における工業用プラスチ ック・ファスナー及びプラスチック精密部品事業の技術力強化・合理化を目的とした生産設備(成形機、成形付帯設 備及び金型等)に対する投資であります。

なお、重要な設備等の除却、売却等はありません。  

2【主要な設備の状況】

(1)提出会社

平成29年9月30日現在

 

事業所名 (所在地)

セグメントの名称 設備の内容

帳簿価額(千円)

従業員数 (名) 建物及び

構築物

機械装置 及び運搬具

土地 (面積㎡)

その他 合計

本社

(神奈川県横浜市西区)

会社総括業務 及び営業

管理営業 設備

3,488 - - 2,002 5,491 68

テクニカルサイト (神奈川県相模原市緑区)

工業用プラスチッ ク部品事業

開発機器 163,805 2,904

275,680 (1,474.40)

13,589 455,979 - R&Dセンター

(神奈川県相模原市緑区)

工業用プラスチッ ク部品事業

設計設備 118,988 1,789

482,215 (1,727.74)

1,638 604,631 45

津久井事業所 (神奈川県相模原市緑区)

工業用プラスチッ ク部品事業

生産設備 334,355 55,181

476,208 (12,002.37)

21,268 887,013 54

(注)1 帳簿価額のうち「その他」は、工具、器具及び備品の合計額であります。なお、金額には消費税等は含まれ ておりません。

2 帳簿価額には、建設仮勘定の金額を含んでおりません。 3 現在休止中の設備はありません。

4 上記の他、主要な賃借及びリース設備は以下のとおりであります。 事業所名

(所在地)

設備の内容 リース期間

年間リース料 (千円)

リース契約残高 (千円) 本社

(神奈川県横浜市西区)

システム 5年 3,994 1,331

 

(2)在外子会社

平成29年9月30日現在

 

会社名

事業所名 (所在地)

セグメントの名称

設備の内 容

帳簿価額(千円)

従業員数 (名) 建物及び

構築物

機械装置 及び運搬 具

土地 (面積㎡)

その他 合計

NIX OF AMERICA

本社 (アメリカ合衆国)

工業用プラスチッ ク部品事業

管理営業 設備

- -

- (-)

1,356 1,356 1

香港日幸有限公司

本社 (中華人民共和国)

工業用プラスチッ ク部品事業

管理営業 設備

- -

- (-)

636 636 1

上海日更国際貿易 有限公司

本社 (中華人民共和国)

工業用プラスチッ ク部品事業

管理営業 設備

- -

- (-)

- - 5

NIX TRADING (THAILAND)LTD.

本社 (タイ王国)

工業用プラスチッ ク部品事業

管理営業 設備

- -

- (-)

- - 2

NIX(THAILAND) LTD.

本社 (タイ王国)

工業用プラスチッ ク部品事業

管理営業 設備

- -

- (-)

1,696 1,696 -

(注)1 帳簿価額のうち「その他」は、工具、器具及び備品の合計額であります。なお、金額には消費税等は含まれ ておりません。

2 帳簿価額には、建設仮勘定の金額を含んでおりません。 3 現在休止中の設備はありません。

(18)

3【設備の新設、除却等の計画】

(1)重要な設備の新設等

平成29年9月30日現在

 

会 社 名

事業所名 (所在地)

セグメント の名称

設備の内容

投資予定額

資金調達 方法

着手年月

完了予定 年月

完成後の増 加能力 総額

(千円)

既支払額 (千円) 提

出 会 社

津久井事業所 (神奈川 県相模原市緑区)

工業用プラスチ ック部品事業

プラスチック製品 の製造設備

187,396 - 自己資金

平成29年 10月

平成30年 9月

生産性向 上 R&Dセンター

(神奈川 県相模原市緑区)

工業用プラスチ ック部品事業

開発機器 11,763 - 自己資金

平成29年 10月

平成30年 9月

開発の生 産性向上

(注) 上記の金額には消費税等は含まれておりません。  

(2)重要な設備の除却等 該当事項はありません。

(19)

第4【提出会社の状況】

1【株式等の状況】

(1)【株式の総数等】

①【株式の総数】

種類 発行可能株式総数(株)

普通株式 6,400,000

計 6,400,000

 

②【発行済株式】

種類

事業年度末現在 発行数(株) (平成29年9月30日)

提出日現在 発行数(株) (平成29年12月25日)

上場金融商品取引所名 又は登録認可金融商品 取引業協会名

内容

普通株式 2,323,000 2,323,000

東京証券取引所 JASDAQ (スタンダード)

単元株式数は100株であります

計 2,323,000 2,323,000 - -  

(2)【新株予約権等の状況】 該当事項はありません。  

(3)【行使価額修正条項付新株予約権付社債券等の行使状況等】 該当事項はありません。

 

(4)【ライツプランの内容】 該当事項はありません。  

(5)【発行済株式総数、資本金等の推移】

年月日

発行済株式 総数増減数 (千株)

発行済株式 総数残高

(千株)

資本金増減額 (千円)

資本金残高 (千円)

資本準備金増 減額(千円)

資本準備金 残高(千円)

平成28年10月1日~ 平成29年9月30日

- 2,323 - 468,134 - 388,134

 

(6)【所有者別状況】

平成29年9月30日現在  

区分

株式の状況(1単元の株式数 100株)

単元未満 株式の状況

(株) 政府及び

地方公共 団体

金融機関

金融商品 取引業者

その他の 法人

外国法人等

個人 その他

計 個人以外 個人

株主数(人) - 4 18 14 7 5 1,008 1,056 - 所有株式数

(単元)

- 982 639 2,895 151 15 18,541 23,223 700

所有株式数の割 合(%)

- 4.23 2.75 12.47 0.65 0.06 79.84 100.00 -

(注)1 自己株式242株は、「個人その他」に2単元、「単元未満株式の状況」に42株含まれております。 2 上記「その他の法人」には、証券保管振替機構名義の株式が1単元含まれております。

(20)

(7)【大株主の状況】

    平成29年9月30日現在

氏名又は名称 住所

所有株式数 (株)

発行済株式総数 に対する所有株 式数の割合 (%)

NIX従業員持株会

神奈川県横浜市西区みなとみらい2-3-3 クイーンズタワーB8F 株式会社ニックス気付

234,500 10.09

株式会社SKコーポレーション 神奈川県藤沢市長後719 210,000 9.04

中島幹夫 東京都豊島区 150,280 6.46

青木一英 東京都品川区 124,500 5.35

青木洋明 神奈川県藤沢市 100,000 4.30

青木達也 東京都多摩市 90,000 3.87

中島とし子 東京都豊島区 73,800 3.17

青木伸一 神奈川県藤沢市 68,920 2.96

中島忠政 東京都豊島区 65,800 2.83

中島和紀 東京都豊島区 65,800 2.83

(21)

(8)【議決権の状況】 ①【発行済株式】

区分 株式数(株) 議決権の数(個) 内容

無議決権株式 - - -

議決権制限株式(自己株式等) - - -

議決権制限株式(その他) - - -

完全議決権株式(自己株式等) 普通株式 200 -

権利内容に何ら限定のない当社に おける標準となる株式

完全議決権株式(その他) 普通株式 2,322,100 23,221 同上

単元未満株式 普通株式 700 - 同上

発行済株式総数 2,323,000 - -

総株主の議決権 - 23,221 -

(注) 「完全議決権株式(その他)」欄の普通株式には、証券保管振替機構名義の株式が100株(議決権1個)含ま れております。

 

②【自己株式等】

所有者の氏名 又は名称

所有者の住所

自己名義所有 株式数(株)

他人名義所有 株式数(株)

所有株式数 の合計(株)

発行済株式総数 に対する所有株 式数の割合

(%)

(自己保有株式) 株式会社ニックス

神奈川県横浜市西区 みなとみらい2-3-3 クイーンズタワーB8F

200 - 200 0

計 - 200 - 200 0

(注) 株主名簿上は、当社名義株式が242株あり、当該株式は上記「発行済株式」の「完全議決権株式(自己株式 等)」欄に200株、「単元未満株式」欄に42株含めております。

 

(9)【ストック・オプション制度の内容】 該当事項はありません。

 

2【自己株式の取得等の状況】

【株式の種類等】 普通株式

(1)【株主総会決議による取得の状況】 該当事項はありません。  

(2)【取締役会決議による取得の状況】 該当事項はありません。  

(3)【株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容】

区分 株式数(株) 価格の総額(千円)

当事業年度における取得自己株式 81 96

当期間における取得自己株式 - -

(注) 当期間における取得自己株式数には、平成29年12月1日から有価証券報告書提出日までの単元未満株式の買取 りによる株式数は含めておりません。

(22)

(4)【取得自己株式の処理状況及び保有状況】

区分

当事業年度 当期間

株式数(株)

処分価額の総額 (千円)

株式数(株)

処分価額の総額 (千円)

引き受ける者の募集を行った取得自己株式 - - - -

消却の処分を行った取得自己株式 - - - - 合併、株式交換、会社分割に係る移転を行った

取得自己株式

- - - -

その他(-) - - - -

保有自己株式数 242 - 242 -

(注) 当期間における保有自己株式数には、平成29年12月1日から有価証券報告書提出日までの単元未満株式の買取 りによる株式数は含めておりません。

 

3【配当政策】

当社は、株主への還元を第一として、配当原資確保のための収益力を強化し、継続的かつ安定的な配当を行うこと を基本方針としております。当社の剰余金の配当は、株主総会の決議によって、毎決算期の最終の株主名簿に記載ま たは記録された株主または登録株式質権者に対し、金銭による剰余金の配当(以下「期末配当」という。)を支払う ことができる旨及び、取締役会の決議によって、毎年3月31日の最終の株主名簿に記載または記録された株主または 登録株式質権者に対し、会社法第454条第5項に定める剰余金の配当(以下「中間配当」という。)をすることがで きる旨を定款で定めておりますが、年1回の期末配当を基本的な方針としております。

第87期の利益配当につきましては、継続的な安定配当の基本方針のもと、普通配当として1株当たり22円に、上場 10周年記念配当2円を加え24円としております。内部留保資金の使途につきましては、今後の事業展開への備えと研 究開発費用として投入していくこととしております。

なお、第87期に係る剰余金の配当は以下のとおりであります。

決議年月日 配当金の総額(千円) 1株当たり配当額(円) 平成29年12月23日

定時株主総会決議

55,746

24(普通配当 22、 上場10周年記念配当 2)  

4【株価の推移】

(1)【最近5年間の事業年度別最高・最低株価】

回次 第83期 第84期 第85期 第86期 第87期

決算年月 平成25年9月 平成26年9月 平成27年9月 平成28年9月 平成29年9月

最高(円) 554 1,770 1,495 1,565 1,645

最低(円) 387 393 843 700 706 (注) 最高・最低株価は、平成25年7月16日より東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)におけるものであり

ます。それ以前は大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)におけるものであります。  

(2)【最近6月間の月別最高・最低株価】

月別 平成29年4月 5月 6月 7月 8月 9月

最高(円) 889 1,359 1,388 1,645 1,447 1,233

最低(円) 803 855 1,110 1,141 1,144 1,090 (注) 最高・最低株価は、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)におけるものであります。

(23)

5【役員の状況】

男性8名 女性-名 (役員のうち女性の比率-%)

役名 職名 氏名 生年月日 略歴 任期

所有株式数 (株)

代表取締役 社長 青木 一英 昭和49年9月11日

平成10年4月 大正製薬㈱入社

(注4) 124,500 平成14年4月 当社入社 企画室長

平成15年10月 CMO (最高営業責任者)

平成15年10月 香港日幸有限公司董事長(現任) 平成15年11月 当社取締役CMO (最高営業責任

者)

平成15年11月 NIX OF AMERICA取締役(現任) 平成16年11月 当社取締役CMO (最高営業責任 者)兼グローバルオペレーショ ングループ執行役員バイスプレ ジデント

平成18年10月 取締役事業戦略本部長

平成20年10月 取締役副社長兼事業戦略本部長 平成22年5月 中山日幸精密機械有限公司 董

平成22年10月 当社取締役副社長兼グローバル 事業本部長

平成23年6月 上海日更国際貿易有限公司 董 事(現任)

平成25年10月 当社代表取締役社長

平成26年1月 代表取締役社長兼R&Dセンター 長

平成26年10月 代表取締役社長(現任)

取締役 会長 青木 伸一 昭和22年6月19日

昭和46年4月 エッソスタンダード石油㈱(現 エクソンモービル㈲)入社

(注4) 68,920 昭和51年10月 日幸工業㈱(現当社)入社

昭和52年11月 取締役企画室長 昭和55年4月 常務取締役企画室長 昭和55年12月 専務取締役企画室長 昭和62年4月 代表取締役社長

平成7年1月 NIX OF AMERICA取締役(現任) 平成25年10月 当社代表取締役会長

平成29年12月 取締役会長(現任)

取締役

グローバ ル管理 本部長

先本 孝志 昭和32年9月7日

昭和55年4月 日幸工業㈱(現当社)入社

(注4) 51,100 平成8年3月 マネージメントセンター総務部

能力開発推進グループリーダー (次長待遇)

平成8年10月 マネージメントセンター 総務 部 次長

平成11年12月 管理本部 総務部 次長 平成12年4月 管理本部 総務部長 平成14年10月 総務部長

平成15年10月 CPO (最高人事責任者)兼総務部 長

平成15年11月 取締役CPO (最高人事責任者) 兼 総務部長

平成15年11月 NIX OF AMERICA取締役 平成18年10月 当社取締役管理本部長 平成21年6月 取締役管理本部長兼総務部長 平成22年5月 中山日幸精密機械有限公司 監

事(現任)

平成22年10月 当社取締役管理本部長 平成23年4月 取締役兼グローバル管理本部長

(現任)

平成23年6月 上海日更国際貿易有限公司 監 事(現任)

平成25年9月 NIX TRADING (THAILAND) LTD. 取締役(現任)

平成28年2月 珠海立高精機科技有限公司 監 事(現任)

(24)

 

役名 職名 氏名 生年月日 略歴 任期

所有株式数 (株)

取締役

グローバ ル事業 本部長

射水 郁郎 昭和37年10月23日

昭和60年4月 日幸工業㈱ (現当社)入社

(注4) 18,300 平成14年3月 東日本営業グループ 次長

平成14年10月 ベターリビンググループ(BLG) バイスプレジデント

平成15年10月 事業執行役員 BLG バイスプ レジデント

平成19年10月 経営役員 住設機器事業部長 平成22年10月 経営役員 グローバル事業本部

副本部長

平成22年10月 上海日更国際貿易有限公司 董 事長(現任)

平成24年10月 当社経営役員 グローバル営業 本部長

平成25年10月 経営役員 グローバル事業本部 長

平成25年12月 取締役兼グローバル事業本部長 (現任)

取締役   玉井 敏博 昭和35年1月9日

昭和57年4月 住友銀行(現三井住友銀行)入行

(注4) - 平成13年4月 三井住友銀行上席調査役(株式

会社フェニックスに社長室長と して業務出向)

平成16年10月 三井住友銀行蒲田法人営業部部 長

平成20年1月 同行人材開発部上席推進役 平成25年4月 株式会社マックスガイホールデ

ィングス経理部長 平成27年1月

 

同社最高財務責任者CFO兼海外推 進室長(現任)

平成27年10月 MAXGUY (THAILAND) CO.,LTD 代 表取締役社長(現任)

平成28年12月 LINKING BRIDE JAPAN LLC 代表 社員(現任)

平成29年12月 当社取締役(現任)

監査役 (常勤)

  小川 建 昭和30年2月4日

昭和53年4月 水戸工業㈱入社

(注5) 11,800 平成2年2月 日幸工業㈱ (現当社)入社

営業本部東京営業所主任 平成9年10月 事業本部本社営業部

第1営業グループリーダー 平成15年10月 ベターオフィスグループ(BOG)

担当部長

平成16年10月 香港日幸有限公司総経理 平成28年12月 当社監査役(現任)

監査役   荒川 英雄 昭和21年1月28日

昭和44年4月 日本ユニバック㈱ (現日本ユニ シス㈱)入社

(注6) 6,200 平成13年6月 ㈱アルゴテクノス二十一(現キ

ヤノンITソリューションズ ㈱)常務取締役

平成17年6月 同社常勤監査役 平成19年12月 当社監査役(現任)

平成20年4月 ㈱東日本計算センター取締役 平成22年3月 当社独立役員(現任)

平成23年4月 ㈱東日本計算センター常務取締 役

平成24年11月 同社専務取締役

平成29年11月 同社取締役相談役(現任)

監査役   奥原 章男 昭和26年1月1日

昭和48年4月 キッセイ薬品工業㈱入社

(注7) 1,000 昭和59年7月 奥原章男税理士事務所開業

平成16年9月 工藤建設㈱社外監査役(現任) 平成25年9月 コンパッソ税理士法人 横浜青

葉事務所 所長(現任) 平成25年12月 当社監査役(現任)

(25)

(注)1 取締役 玉井敏博は、社外取締役であります。

2 監査役 荒川英雄及び監査役 奥原章男は、社外監査役であります。 3 代表取締役社長 青木一英は、取締役会長 青木伸一の長男であります。 4 平成29年12月23日開催の定時株主総会の終結の時から1年間の任期です。 5 平成28年12月22日開催の定時株主総会で選任され、4年間の任期です。 6 平成27年12月19日開催の定時株主総会で選任され、4年間の任期です。 7 平成29年12月23日開催の定時株主総会で選任され、4年間の任期です。  

6【コーポレート・ガバナンスの状況等】

(1)【コーポレート・ガバナンスの状況】

コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方及びその施策の実施状況

当社グループは「Nothing to Something」の合言葉のもと、「常に変化し、新しいものに挑戦し、新しい製 品、技術、サービスを顧客に提供し続けていく」、また、「仕事を通じ人格形成を図るとともに、正当な活動 で顧客から得た対価を社員(従業員)に分配し、充実した人生を送る為のベースを作る」、また、「自分たち の利だけでなく、関係する全ての人々の利、社会への貢献を常に念頭に置き、事業を推進していく」という経 営理念に基づき事業活動を行っており、この経営理念を実現するため社内組織体制や経営管理システムを整備 しております。これにより株主、顧客、社員(従業員)、環境社会を始めとした地域社会の利害関係者に対し て、安全で快適な生活空間、作業空間を提供して、社会の公器としての責任を果たすことが当社グループの責 務と認識しており、これが企業価値の増大につながるものと考えております。

この方針に従い、企業倫理の確立や経営の透明性に対応した組織体制を構築・維持していくことが、コーポ レート・ガバナンスに関する基本的な考え方であります。

 

①企業統治の体制

イ 会社の機関の基本説明と企業統治の体制を採用する理由

取締役会は常勤取締役4名、社外取締役1名、常勤監査役1名及び社外監査役2名から構成されてお り、毎月開催して経営方針等の重要事項に関する意思決定を行っております。また、当社は会社法第2条 第6号に定める大会社には該当しておりませんが、東京証券取引所の有価証券上場規程「企業行動規範」 第1款第437条に従い、コーポレート・ガバナンスの一層の強化を図るために、監査役会を設置しており ます。監査役3名のうち2名が社外監査役であります。監査役は原則月1回開催している取締役会に出席 するほか、その他の経営に係わる重要な会議への出席や会議議事録の閲覧、部門・拠点監査の実施、重要 書類の閲覧及び取締役ならびに会計監査人からの定期的な報告により、会社の経営方針、経営計画、重要 事項の決定及び業務執行状況の監査機能を十分発揮できる体制としております。これにより、社会的に要 求されるコーポレート・ガバナンスの強化とともに経営の監視やコンプライアンスの促進を図っておりま す。

また、常勤取締役、常勤監査役及び本部長にて本部長会議を毎月開催して、重要案件を個別検討すると ともに、利益計画策定・予算編成に際しては、具体的事項の立案検討を行っております。さらに取締役・ 本部長・事業部長と社長の指名した部長級の者が参加して業績検討会議を開催し、経営進捗状況の把握・ 経営責任の明確化・業務執行の迅速化などを図っております。

(26)

ロ 会社の機関の内容及び内部統制システムの整備状況  

 

当社は取締役の職務の執行が法令及び定款に適合するための体制及び、その他の業務の適正を確保する ための体制構築のため、内部統制システムの「内部統制基本方針」ならびに「内部統制マニュアル」に基 づき整備運用しております。それにより監査役の監査を受け、取締役会において決議され必要な体制の構 築を進めております。体制の整備は次のとおりであります。

ⅰ 取締役の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保するための体制

「ニックスグループ企業行動憲章」を定め、社員に対して研修を通して周知させ、法令・定款違反行 為を未然に防止する体制としております。

ⅱ 取締役の職務の執行に係る情報の保存及び管理に関する体制

取締役の職務に係る情報は「文書管理規程」に基づき、適切かつ確実に保存・管理され、取締役もし くは監査役は常時これらの文書を閲覧できるものであります。

ⅲ 損失の危険の管理に関する規程その他の体制

取締役会は、当社の企業価値を高め、企業活動の持続的発展実現のため、損失の危険の管理に係る規 程を整備し、これに基づいてリスク管理体制を整えております。

ⅳ 取締役の職務の執行が効率的に行われることを確保するための体制

取締役の職務の執行が効率的に行われることを確保するため、毎月定例のほか、必要に応じて臨時に 取締役会を開催しております。また当社の経営方針・経営戦略・重要な業務執行に係る検討機関とし て、本部長会議において議論を行っております。取締役会の決定に基づく業務執行は「組織規程」・ 「職務分掌規程」・「職務権限規程」において、それぞれの責任・権限・執行手続きの詳細について定 め、効率的な職務執行が行われる体制をとっております。

ⅴ 使用人の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保するための体制

コンプライアンス体制として「ニックスグループ企業行動憲章」を制定するとともに、内部監査部門 にて、遵法・リスクマネジメント・内部統制システムなどの監査を常勤監査役と連携して子会社を含め たグループ全体に対して定期的に実施しております。その結果は都度社長に報告されるとともに、被監 査部門に対し業務執行の適正性及び効率性について具体的な評価と改善に向けた提言を行っておりま す。

ⅵ 企業集団における業務の適正を確保するための体制

(27)

ⅶ 監査役の職務を補助すべき使用人に関する体制と当該使用人の取締役からの独立性に関する事項 当社グループでは現在、監査役の職務を補助すべき使用人は配置しておりませんが、必要に応じて、 監査役スタッフを置くことにしております。

ⅷ 取締役及び使用人が監査役に報告するための体制

取締役及び使用人は、監査役に対して、当社グループに著しい損害を及ぼすおそれのある事実を発見 したときには当該事実に関する事項、業務または業績に影響を与える重要な事項について監査役に都度 報告するものとしております。

ⅸ その他の監査役への報告に関する体制及び監査役の監査が実効的に行われることを確保するための体 制

代表取締役社長は監査役及び会計監査人それぞれとの意見交換を通じて、体制検証状況を確認してお ります。

ⅹ 反社会的勢力排除に関する体制

反社会的勢力からの不当要求への対応を所管する部署を総務部と定め、事案発生時の報告及び対応に 係わる社内規程等の整備を行い、反社会的勢力に対しては警察等の関連機関とも連携して毅然な対応が 取れる体制としております。

ハ 業務の適正を確保するための体制の運用状況の概要 ⅰ 取締役の職務執行

取締役会規則や社内規程を制定し、月に1回の定時取締役会を開催するほか、必要に応じて臨時取締 役会を開催し、法定や定款に定める事項、業務執行に関する決議を行っております。

ⅱ 監査役の職務執行

社外監査役を含む監査役は、監査役会において定めた監査計画に基づき監査を実施するとともに、取 締役会への出席や代表取締役、会計監査人ならびに内部監査・情報管理室との間で定期的に情報交換等 を行うことで、取締役の職務執行の監査、内部統制の整備ならびに運用状況を確認しております。 ⅲ 内部監査の実施

内部監査基本計画に基づき、当社ならびにグループ会社の内部監査を実施しております。 ⅳ 財務報告に係る内部統制

内部統制に関する基本計画に基づき内部統制評価を実施しております。 ニ リスク管理体制の整備の状況

当社はリスク管理の対応として、日常業務の中で発生するリスクに関しては、各部署において予防及び コントロールを行う他、災害など全社に係る重要なリスクについては、本部長会議の中に「リスク管理委 員会」を設け、委員会を中心とした全社体制を図ることとしております。

また「内部統制基本方針」に基づき、組織横断的なリスク状況の監視と情報の吸い上げを図るシステム を構築するため、ITシステムの整備と業務プロセスの改善に取組んでおります。

 

②内部監査及び監査役監査

監査役会は常勤監査役1名と社外監査役2名の3名体制で、経営判断と執行に関する監査機能を充実させ ております。

各監査役は監査方針に基づき、取締役会他への出席や業務監査の他、内部監査部門及び会計監査人と情報 交換や意見交換を行い、相互に連携しております。

また当社ではコーポレート・ガバナンスの機能向上のため、代表取締役社長直属の内部監査・情報管理室 (2名)を配置し、関係会社を含めた全部門に対し、原則として1年に1回以上の頻度で業務監査を実施し ており、各部門の業務執行状況、法令・規程の遵守及びそれを確保する内部牽制制度の機能状況等を監査の 上、代表取締役社長への報告及び被監査部門への改善指示を行なっております。また、日頃から監査役及び 会計監査人と情報交換や意見交換を行い、相互に連携しております。なお、監査役荒川英雄氏ならびに奥原 章男氏は財務及び会計に関する相当程度の知見を有しております。

参照

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